2009年6月18日木曜日

ホール&オーツ「アバンダンド・ランチョネット」


久しぶりの名盤アワー。
今回はホール&オーツ『Abandoned Luncheonette』。
ソウルというよりフォークな味わいのするロックである。
しかしドラムはバーナードパーディー。
フォークテイストなのにちゃんとリズミカル。DJでかけてもノレるもんね。

個々の楽器の音色がとても良く、ムーグシンセもヴァイオリンも決してアバンギャルドな感じがせずにとにかく柔らかい。
そして、アルバム最後の"everytime i look at you"が何とも謎なイメージを残して終わるんだけど、今聴くとこのアメリカーナテイスト(?)と黒人的リズム感音感こそアルバムのごった煮感を象徴している。地味だけど派手さがとても生えるアルバムだ。

そういえば・・・
80年代中頃に毎週土曜日の深夜1時から3時まで1アーティストを1ヶ月間特集してアルバム全部かける「ソニービッグスペシャル」という太っ腹なFM番組があって、それでひたすら当時120分テープに録音して聴いたのが最初。
そのころからこのフォークテイストは好きだった。謎な終わり方も。
その後、会社勤め時代には休日のヘビーローテーションとなり、現在は「このバンジョーどういう弾き方?」っていう聴き方ですな。